なんて言い返したかはっきり覚えてないけど、荷物もちに使おうと俺を生んだのか、こんな感じだったと思う。俺はよちよち歩きのガキの頃から荷
物を背負わされた。
リネージュ2
RMT真冬も薄っぺらい手袋一枚で耐えながら商売した。父さんに殴られながらもさっきまで目の前にあった肉の塊がちらついてたま
らなかった。匂いまでしてきそうだった。殴られた痛みより、肉を食べれなかったことが悔しかったんだ。父さんは俺を獣でも殴るかのように殴り
続けた。」テリーはまるで行きつけのパブに新しく追加されたつまみを評するかのような口調で話し続けた。「殴られすぎて気を失ったらしい。目
が覚めると一人だった。俺を置いて商売に出たらしい。俺は這って、そのときの寝床だったボロのテントから抜け出した。二度と親の顔なんかみる
もんかって決心した。いくら頼んだって絶対帰ってきてやんねぇ、串焼き10本持ってきたって帰ってやんねぇって誓ったのさ。馬鹿げてるだろ?俺
もそう思うよ。」テリーはククッと笑って続けた。川辺でブルブル震えてた。でも日が暮れて夜が更けてもだれも探しにこねぇんだよ。本当にこき
使うために俺を産んだんだな、いらなくなったから捨てるんだな、もう一人産むつもりなんだろう。まぁかえって気が楽だった。物乞いして暮らし
ても今よりかはマシだろうと。