NCソフトの主力ゲームのリネージュとリネージュ2、アイオンは、既に累積売上高が3兆ウォンを超え、
aion rmt プロ野球の第9球団の創立は、野球業界はもちろん、自治体の動きにまで影響を及ぼしている
「テラ」が出てきても微動だにしないNCソフト。そして、プロ野球にまで進出する強気の会社である。
NCソフトの全体の従業員2千821人のうち、R&D人材は、国内1千374人で全体の48.7%だ。 『AION』が
収益を出す以前の2008年には売上高2千402億ウォンのうち、R&Dに897億ウォンを投資し、2009年には
4千525億ウォンのうち開発費として1千110億ウォンを使った
だが、その成功はこれだけの血を流した結果なのである。R&Dなんかに金を回してられないという会社
が多い中、これだけの投資があるからこそ、あれだけの成果が挙げられる※1。
タビュララサのほかのSPジャム、スマッシュスター、エクスティールなど多数のプロジェクトが開発費も
回収できずに市場から姿を消した
確かに失敗も多い。カジュアルゲームでの失敗例は通算10本くらいになるのではないだろうか。
国内のゲーム業界では、プロジェクトが失敗すれば開発チームが所属チームのメンバーを連れて会社を退
社することで終わるものだ。 一方、NCソフトは、失敗の責任を問わなかった
だからこそ、失敗を次の成功に生かせる、と結びたいのだと思うのだが、ならばカジュアルゲームは何故
にあれほど失敗を続けるのだろうか。過去にも書いたが、NCソフトという戦艦のイメージが強く、カジ
ュアルがオマケという認識、カジュアルで定着しそうな人が来ないポータルになっているのではないだろうか。
だとすれば、いかに良作を出してもNCソフトで成功するはずがない。「ドラゴニカ」は韓国で売られる
前、各国でリリースされた。1年近い他国でのサービスの実績を経て韓国に戻ってきたのだが、出足も現
在も良い結果を出せていない。
カジュアルゲームは凄く難しい。ネクソンが成功しているものの、それはネクソンが5年以上かけて築き
上げたブランドイメージがある。その結果、ネクソンはMMORPGでの大砲を失っている。
MMORPGの主砲を掲げるNCソフトがカジュアルゲームでも成功するのは、ポータルとしてのイメー
ジ、客層変えから着手しないと無理に思える。
では、沢山金と人を注ぎ込めば成功するのか。世の中には大金を注ぎ込んでも結果が出ない事も多い。中
には大金も人も注ぎ込まず成功する事もある。いずれの場合もそれが当たり前と思い、皮算用しないべき
なのだが、会社と言うのは予算やら着地とか皮算用あって成り立つのが普通だ。