花火大会と要塞戦の類似点
花火大会での警備担当者になったときのことを考えてほしい。
とりあえず人間の流れを考えると思うが、このとき考えなくてはいけないのは、
花火大会では全体として「花火を見る」という大まかな目的はあるものの、
人によって出来るだけ近くで花火を見るのが目的だったり、
後ろの人がいないところで花火を見ることを狙っていたり、
出店でいろいろ食べながらなんとなく花火の雰囲気を味わえればよかったり、
花火が主な目的な参加者でもこのように微妙にスタンスが違っている。
さらにいうと、ナンパが目的だったり、客にいろいろ売りつけるのが目的の人間もいるわけだ。
こういうばらばらな集団はうまく動線をコントロールしないと輻輳して事故が起こる。
近年花火大会で将棋倒しの事故が起こったことは読者の皆様も覚えているだろう。
要塞戦も同じだ。
要塞を取る、という目的は大体共通しているが、
勝つことが目的で顔真っ赤にやっている連中のほかにも、レギメンとお祭り気分で参加している人もいる。
勲章稼ぎだけが目的の参加者も当然いる。
単にPKしてAPを稼ぎにきている人もいる。
この人間をいかにコントロールして「要塞取得」という主目的に向かわせられるか、というのが指揮側の手腕だ。
それが出来ないとどんなに人が集まっても混乱が起きて要塞攻略は失敗する。
以下に、要塞戦で指揮者が種族をコントロールする上ですべきことを参加者の層ごとに記載する。
掌握
要塞戦の参加者を非常に乱暴に分類すると、
?公募F参加者
?レギF参加者
?個人orPT規模参加者
に分けることが出来る。
それぞれについて掌握の方法を記載する。
1.公募F参加者
要塞戦の勝ちを目的としている人が多く、指示が聞ける状態ならたいていの場合聞いてくれる。
そのため、FLを準備して指示系統を整えるのが最重要。
ユス魔で要塞戦を指揮する場合、事前に6人はFLを用意するのが望ましい。
この人数をまとめて運用できれば、これは強大な打撃力となる。
多少わき道にそれる人間がいても、花火を見に来た人間をしっかり誘導すれば人の流れが出来るのと同じ話です。
2.レギF参加者
レギによって思惑が違ったり、指揮者との関係が違ったりするため、
ここのコントロールは神経を使う。
とはいってもよほどアレじゃない限りレギで動いてる人間は野良Fより錬度が高いので、
こちらの動きをしっかり伝えておけば、あわせて動いてくれるはずではある。
どうせ友達の友達くらいまでたどれば、キーマンにたどり着くので、
人づてに連絡を取って、相手のスタンスを聞き、要塞戦中それを頭に入れて動く、というスタンスをお勧めする。
たいていの場合大きな問題は起きない。
これは花火大会でいう団体客のようなもので、
自分たちのスケジュールで適当に動くけど、たいていは全体の流れにあわせて動いてくれる。
基本的には彼らも目的は花火を見ること、で間違いないため、あまり神経質になる必要は無い。
ただし、相対的に見て彼らより野良の錬度が低いことや、
似た者が集まることによって起こる相乗効果で
うまくいかないように見える場合は指揮への不満が非常に出やすいため、
場合によっては対策が必要。
旧ユスの人間なら知ってると思うが、ある程度の規模を持った集団が勝手なことをしだすと、
勝てるものも勝てなくなるのだ。
この辺は話が長くなるので後述とする。
3.個人、PT規模参加者
なぜ個人とPTを並べて書いたかというと、どちらもF以上相手では
味方がいないと戦力にならないからだ。
Fを相手に出来る能力の場合は、2.に準じて考えると良い。
逆にレギFでも相手F規模が見えたら即Uターンするような参加者は3.に準じて考えてよい。
この層からは全体が見えないことが多く、
かつ、全体がどう動いてるか見えなくなると指揮へ不満を漏らす傾向がある。
ここの掌握は非常に困難なため、1.2を掌握しきって、流れを作って、それに沿って動かすしかない。
ただこの層でも「何か出来ることは無いか」と考えた場合
?AFを発動まで含めて一個管理する。とられたら隙を見て即取り返す。
?キスク破壊
?死体カメラ
などなど、いろいろやりようはあるので、一概にこの形態での参加=悪だとは思っていない。
PCスペックでFには入れないけれど、などの個人事情もあるわけで。
くなりそうなので、具体的に指示を聞いてもらう方法=声だしについては明日記載する。