エルソード RMT農牧や畜業をテーマにした作品というと
投稿日時:2013年09月02日エルソード RMTFarming Simulatorは,スイスに本拠を置くゲームメーカー,GIANTS Softwareが2008年に第1作をリリースして以来続いてきたシリーズ作品だ。農牧や畜業をテーマにした作品というと,日本の「牧場物語」シリーズや,ZyngaがFacebookで展開する「FarmVille」などを思い出す人も多いと思うが,本作はアメリカ中西部の農業風景を忠実に再現し,とりわけ大型農業機械の操縦にこだわった一人称視点の操縦系シミュレータになっている点が大きな特徴だ。反面,マネジメント部分は甘めに作られており,プレイヤーはシビアな資金のやりくりを強いられることなく,畑いじりや酪農に精を出せる。もちろん,収穫に熱中していると円盤が飛んできたり,敵の軍団が攻め込んできたり……などということは絶対に起きない。
経営シムではなくシミュレータに徹したことが,一見すると一発ネタに思えるこのゲームがファンの支持を集め,第4作の2013年バージョンまで続く息の長いシリーズになった最大の理由かもしれない。
基本的な操作方法は,農機の運転と歩き回っているときでは微妙に異なるが,いずれもシンプルなのですぐに慣れるはずだ。トラクターやコンバインなど,用途の異なる農機の操縦については,可能なアクションが画面で確認できるので,操作に戸惑うことはない。クラクションを鳴らしたり,ライトや回転灯のオン/オフも可能と,当然ながら実車をベースにした農機シミュレータの部分も細かく作り込まれている。
筆者はこの記事のため,とあるPCオンラインゲームの戦車から農機にしばらく転向したのだが,大砲を撃てないのが残念なこと以外,初めて目にする農機でもスムーズに運転できた。というか,このゲームをプレイしてからというもの,戦車ゲームのほうの戦績が(とくに重戦車を使ったとき)良くなったような気さえするほどだ。戦車兵の人は,ぜひ話半分で試してほしい。