アーキエイジ RMT選択肢は一切ないのでただ読むだけだが
投稿日時:2013年07月22日アーキエイジ RMT本作の物語は,主人公の「瑛斗」が,公園で一人泣く少女「優佳」が気になって思わず声を掛けるところから始まる。優佳は泣いている理由を聞かれても答えなかったが,瑛斗がその場を立ち去ろうとすると,「あたしの友達になってくれませんか……?」と呼びかけるのだった。
そうして交遊が始まった2人は高校,そして大学へと進み,同じ読書サークルへ入って友人たちとともに日々楽しく過ごしていた。そんなある日,2人に大きな悲劇が訪れる。そこから連鎖するように巻き起こる不運,そして優佳の心に閉ざされていた過去とは……。
このように,本作は,ささいな日常がふとしたきっかけで崩れ,やがて秘められた過去の闇が2人を襲う,というややダークな世界観が特徴だ。牧歌的な日常が淡々と描かれる中,ときおり挟まれる“誰かのモノローグ”が,大きなキーポイントになっている。
選択肢は一切ないのでただ読むだけだが,シーンを盛り上げるBGMやイベントCGなどのおかげもあって,物語に引き込まれていくはずだ。システム周りも非常に整えられており,セーブやロードはもちろん,文章をさかのぼったり,文章表示のスピードを変えたりといったこともできる。SEやBGMのボリュームも調整可能で,この手のゲームでは必要とされる機能が一通り揃っているという印象だ。セーブデータにいたってはなんと100個まで作成できる。
選択肢は一切ないのでただ読むだけだが,シーンを盛り上げるBGMやイベントCGなどのおかげもあって,物語に引き込まれていくはずだ。システム周りも非常に整えられており,セーブやロードはもちろん,文章をさかのぼったり,文章表示のスピードを変えたりといったこともできる。SEやBGMのボリュームも調整可能で,この手のゲームでは必要とされる機能が一通り揃っているという印象だ。セーブデータにいたってはなんと100個まで作成できる。
優佳の秘められた過去とは何なのか,真実を知った瑛斗が取る行動とは,そして周囲で巻き起こる悲劇の正体は……など,物語はサスペンス的展開で進んでいく。詳細は伏せるが,かなり壮絶な展開なので,心して読み進めていってほしい。読んでいくうちに「なぜそこまで?」「なぜこんなに?」と疑問が湧いてくるはず。