PSO2 RMTにある高校では,奇妙な噂話が広まっていた
投稿日時:2013年07月22日PSO2 RMTアクワイアが2013年8月1日に発売するPlayStation Vita用ソフト「MIND≒0(マインド/ゼロ)」は,同社とゼロディブのタッグが手掛ける“ダークスタイリッシュRPG”だ。新進気鋭のスタッフを迎えて開発されたという本作を,プレイムービーで紹介しよう。
彩玉県天宮市(さいたまけんあまみやし)にある高校では,奇妙な噂話が広まっていた。何もない場所に突然現れて,どこか知らない世界につながっている「謎の扉」。その扉を開けると斧を持った男が出てきて,扉を開けた人物を殺してしまうという。
主人公の「小鳥遊 慧」は,高校からの帰宅途中で悲鳴を聞き,現場へ駆けつける。そこで目にしたのは,背後に奇妙な影を背負った男と,クラスメイトの「千景 紗菜」だった。そしてその直後に,慧は闇に引きずり込まれてしまう。落ちた先には武器がズラリと並ぶ不気味な店。そこで,店の主「アンダーテイカー」に命がけの選択を迫られる……
といった感じで,本作のストーリーは,高校生の主人公が特別な力に目覚めて,事件を解き明かすために現実ではない別世界を冒険するという,ライトノベルやアニメでは定番といってもいい展開だ。特別な力とは,裏の世界の住人であり,主人公達の対になる存在でもある「MIND」を呼び出すことなのだが,これはストーリーだけでなく,戦闘においても,非常に重要なファクターになっている。
本作の戦闘システムには,少々特徴がある。まず,キャラクター自身の体力は「ライフポイント(LP)」で表され,これがゼロになると戦闘不能になってしまう。しかし,MINDを呼び出しておけば,攻撃を受けてもMINDがダメージを肩代わりしてくれるのだ。そのときは,LPの代わりに「マインドポイント(MP)」が削られる。
ただし,MPがゼロになると「MINDブレイク」状態になり,1ターン行動できなくなってしまうので,絶体絶命のピンチに陥ってしまう。MINDを呼び出さずに戦っている間はMPが回復するので,時にはあえて生身で戦うことも必要だ。
こういったLPとMPの管理は,本作の戦闘における最大の特徴となっている。「あと一撃でMINDブレイクしてしまうが,LPも残り少ない……どうするか?」など,厳しい状況で悩まされる“綱渡り感”が味わえるのだ
さらに,「テクニカルポイント(TP)」の存在が戦闘をより面白くしている。これは,ターンの経過とともに1ポイント回復するパラメータで,スキルを使ったり,即座に自分の行動を一回行える「BURST」モードを使ったりするのに必要となる。
本作は全体的に敵が手強いので,雑魚戦でもガンガンTPを使っていくことになるのだが,使い切ってしまうと次の戦闘が苦しくなるので,ダンジョン攻略中はペース配分を意識することになるだろう。筆者の場合,戦闘終了後にスキルでLPを回復しているとTPがもたないので,必ず回復アイテムを大量に買い込んでからダンジョンに挑むようにしていたが,こういった戦略性があるのも,本作の魅力と言える。