エルソード RMT本体が複数のモジュールで構成されており
投稿日時:2013年07月15日エルソード RMT2012年11月に国内発売された同ブランドのゲーマー向けキーボード「S.T.R.I.K.E. 7 Gaming Keyboard」と,「S.T.R.I.K.E. 5 Gaming Keyboard」は,本体が複数のモジュールで構成されており,使いやすい位置に配置したり,不要な部分は取り外したりできるという,合体・分離機構を特徴とする製品だった(関連記事)。しかし凝ったギミックが災いしてか,発売直後の価格はS.T.R.I.K.E. 5が約2万円,S.T.R.I.K.E. 7は約3万円と,数あるゲーマー向けキーボードの中でも屈指の高額商品となってしまっていた。
それに対して,下位モデルに当たるS.T.R.I.K.E.3は,デザインイメージこそ上位モデルと似ているものの,合体・分離機構やディスプレイモジュールといったコストのかかる部分を省略することで,9980円(税込)と,1万円を切る価格を実現してきたのが大きな特徴だ。本体のカラーバリエーションは,ブラックとレッド,ホワイトの3色が用意されているのも,上位モデルにない特徴といえる。
プレスリリースより,P.U.L.S.E.の説明図 Mad Catz,Saitek,Cyborg,TRITTON
合体・分離機構が最大のウリとなるキーボードから最大のウリを省略したことになるわけだが,S.T.R.I.K.E.3ではその代わりに,キーストロークが3.5mmあるところ,2.2mm押し込んだところでスイッチが反応するメンブレン構造を採用してきた。これにわざわざ「P.U.L.S.E.」(パルス)という名を与えているMad Catzによれば,新しい構造により素速いキー入力と,「従来比5倍の高耐久性」(※リリースより原文ママ)を実現しているとのことだ。何と比較して5倍なのかは明らかになっていないが,このあたりのスペックを読む限り,アクション性の高いゲーム寄りのチューニングがなされているとは述べてよさそうに思われる。
ちなみに,キーの同時押しは7個まで対応しているとのことだ。
キーの話が出たので続けると,キーボードの配列は英語のみ。キーの配列はやや変則的な109キーだ。Mad Catzの公式Webサイトから専用ユーティリティソフト「A.P.P.」をダウンロードして導入すると,カーソルキーを囲むように置かれた[C1]~[C5]キーと,本体左上に並んだ[M1]~[M7]ボタンの計12個にキーマクロなどを登録し,さらに[M1]の左にある[MODE]ボタンを使って,3プロファイルを切り替えながら5キー&7ボタンを使っていけるようになっている。約1600万色に対応したキーボードバックライトは色のカスタマイズが可能で,切り替えたプロファイルに応じて色を変えるといった設定も可能だという。
なお,[MODE]および[M1]~[M7]ボタンの右隣にあるのは,[Windows]キーの有効/無効を切り替えるためのスライドスイッチである。