tera rmt例えば切り立った崖の上と下で両軍の戦車
投稿日時:2013年07月08日tera rmtWoTの操作には,キーボードとマウスを用いる。W/A/S/Dキーで移動しマウスで照準,左クリックで射撃という標準的なユーザーインタフェースだ。
ただし気をつけなくてはいけないのは,W/A/S/Dで移動するのは人間ではなく戦車だということだ。戦車は基本的に前進速度が速く,後退速度は速くない。またAとDは左右への移動ではなく,左旋回/右旋回となる。さらに,戦車によっては「その場で向きを変える」(専門用語では「超信地旋回」)ことができない車種もある。
操作してみれば,戦車はそれほど速くないということも感じるはずだ。軽戦車であれば時速50kmや60kmという速度も叩き出せるが,それでも速いとは言い難い。しかも,登り坂になれば急激に移動速度が落ちるし,最高速度が時速20km程度という戦車も少なくない。重戦車クラスになると,マップの端から端まで移動するほどマッチが長くは続かないので,ゲーム開始時に進んだ方面で最後まで戦うしかない。
だが,もちろん戦車はこの重さが強味でもある。木造の建物など簡単に踏み越えられるし,塀や電信柱,樹木をなぎ倒しながらも進める。放置してある自動車やトラックなども,同様だ。
照準にも癖がある。戦車は通常,回転する砲塔を備えており,マウスで照準を移動させると,砲塔がやや遅れてそれに追従する。しかし,砲塔重量が重い(つまり大きな)戦車は砲塔の回転速度もまた遅く,たとえ神がかったエイムをしても,砲塔がその速度に追いつかず,獲物を取り逃がしてしまうことがある。
加えて,戦車の主砲は上下方向にはあまり角度をつけられない。例えば切り立った崖の上と下で両軍の戦車が向かい合った場合,上の戦車は(俯角がつけられないので)下の戦車を狙えず,下の戦車も(仰角がつけられないので)また然りという,ぎこちないカップルみたいな状況に陥ったりもする。
精密射撃をしたい場合,シフトキーを押すと「狙撃モード」と呼ばれる一人称視点に切り替わる。狙撃モードではマウスのホイールを使った拡大縮小も可能で,シフトを押さずにマウスホイールだけで視点を切り替えることも可能だ。