ドラゴニカ RMTかつては勝つことが当然だったが、今回は「そりゃ緊張した」
が、ウッズの時だけは係員が念入りに枯れ葉を機械で吹き飛ばした
出場選手わずか18人の小規模大会ゆえ、全選手のパット前に公平に清掃することはできたはず
「偶然目撃したどこかの王様のゴルフは、まさに大名行列だった
その昔、タイを訪れた知人から聞いた話
そもそも米ゴルフ界は以前からウッズ王国
USAトゥデー紙は「優勝は優勝で優勝なんだ」と感情的な表現を織り込んでいた
何人ものキャディーや付き人がぞろぞろ随行し、グリーン上にまで椅子を置いて王様を座らせてしまった」そうだ
勝利を挙げたシェブロン・ワールドチャレンジは「ウッズの大会」だ
世界ランクだけは反映され、ウッズは52位から21位へ急上昇したが、かつてのナンバー1が21位になったことを手放しで喜ぶ気にはなれなかった
不倫騒動以降、不調に陥り、短いパットすら入らなくなったウッズのこの2年間を風刺した映像が台湾あたりから出回った
今年の大会開幕前夜、ロサンゼルス一帯は暴風雨に襲われ、影響が残った初日はグリーン上に無数の枯れ葉が絶え間なく散乱した
久しぶりに披露したおたけびと弾ける笑顔が、ドラゴニカ RMTきっと彼を小さな世界の王様から大きな世界の王様へ導いてくれるはず
だが、ファンを歓喜させたのは事実だ
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以前と現在で異なるのは本人の感じ方だ
枯れ葉に限らずもろもろの面で、大会は王様のためだけにグリーン上に椅子を置く「小さな王国」だった
選手たちは必死で枯れ葉を取り払ったが、手作業では追いつかず、仕方なくそのままパットしてボギーを喫するケースが目立った
タイ人の母親を持つタイガー・ウッズが実に749日ぶりに復活優勝を果たしたとき、そんな昔話が思い出された
そのせいか、どうもストレートに喜べず、RMT少しばかり心にひっかかるものがあった