メイプルストーリー RMT立川談志さんの長男・松岡慎太郎さんと、長女・弓子さんが23日夜、東京都内のホテルで記者会見を開き、闘病の様子を説明した。
談志さんは、昨年11月に喉頭がんが再発。医師からは、声帯を取ってほしいと言われたという。慎太郎さんは「しゃべる仕事をしており、まして立川談志。本人もプライドは許さないと、摘出手術は拒否。表面のがんだけ取り除き、今年3月まで高座に上がり続けた」と語った。
闘病中、泣き言は一切なかった。しかし3月末に気管切開手術を受け、声を出せなくなると、ショックは大きかった。「しゃべれるのか、声は出るのか」。家族との最初の筆談に、そうつづった。「何よりしゃべれないのが苦しいようだった」と慎太郎さんは語った。
10月27日に容体が急変し、RMT一時は心肺停止となったが、3週間、強く生き続けた。戒名は、立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)。生前、自分で決めていた。