ドラゴンネストRMTフィリピン人の不法入国を手引きしたなどとして、兵庫、長野両県警などは23日、同国人の無職女(54)(強制退去)や同国籍のスナック経営・自称ニルダ・ルベン・カジハラ容疑者(44)(大阪府寝屋川市)ら計11人を入管難民法違反などの容疑で逮捕した、と発表した。
両県警は、女らが日本人との偽装結婚で在留資格を得て、親族を装った別のフィリピン人を偽造旅券で入国させる手口で約100人の不法入国を助けたとみて実態解明を進める。
発表では、女が2004年にフィリピン人の男を偽造旅券で入国させたほか、カジハラ容疑者は偽装結婚で虚偽の永住権を得て不法滞在し、他の男女はカジハラ容疑者の家族として不法入国するなどした疑い。両県警はこのほか、不法入国を特定した約50人を大阪入国管理局に通報した。