ネクソンの新作オンラインアクション「
マビノギ英雄伝 RMT」のオープンβテストが,2011年11月23日に開始される。それに先だって,11月3日~10日にかけてクローズドβテストが実施されており,今回これに参加する機会を得られたので,その内容や本作がどのようなゲームになっているのかを,あらためてお伝えしよう。
正式サービス開始時にはリシタ,フィオナ,イヴィの3種類のプレイヤーキャラクターが登場する予定だ
が,クローズドβテストで使用できたのはこのうちリシタ,フィオナのみ。いずれも近接攻撃タイプのキャラクターではあるものの,リシタは両手の剣によるス
ピーディな攻撃が,フィオナは盾を駆使したガードアクションが可能と,それぞれ個性を生かした戦い方ができる。今回,筆者はリシタを選択してゲームを開始
してみた。
ゲームのプロローグ部分の流れは,以前掲載したファーストインプレッションのとおり,プレイヤーキャラを選択するといきなりドラマチックなイベントシーンから幕を開け,息もつかせぬ展開で戦いへと突入する。
ただ,いきなり戦いが始まるといっても,このプロローグ部分ではプレイヤーキャラの生命力が減らない(そもそも生命力ゲージ自体が存在しない)上,操作
のチュートリアルが画面に表示されるので,アクション性の高いゲームに不慣れな人でも安心して基本的な操作を覚えられるようになっている。
操作について細かく触れておくと,まずはゲームスタート時に「マウスモード」か「キーボードモード」のいずれかの操作方法を選択することとなる。マウス
モードはキーボードの[W/A/S/D]キーで移動,マウスで視点移動や攻撃を行うスタイル,キーボードモードはキーボードのカーソルキーで移動し,左手
側のキーで攻撃するスタイルとなっている。PC用の3DアクションやFPSなどを遊び慣れているなら,前者を選択するのがオススメだ。ちなみに,キーの割
り当てはオプションから変更することもできる。
さらに,本作はゲームパッドにも対応しているので,そもそもキーボードでの操作自体がしっくりこない人の場合は,ゲームパッドを使うとより操作しやすくなるだろう。
なお,筆者はマウスモードでプレイしたため,以下はマウスモードのキー設定に準じて表記している。
基本のアクションは,マウスの左クリックで基本攻撃,右クリックでスマッシュ攻撃,[Space]で回避,[E]で掴み,[R]でキック,[Shift]を押しながら移動でダッシュ,[F]でサブウェポンの投擲,といった具合だ。
操作感覚は家庭用ゲーム機の3Dアクションゲームにかなり近い印象で,近接攻撃タイプのキャラであれば,基本攻撃でコンボを繋いで仕上げにスマッシュを
放つ,という連続攻撃が主体となる。何回基本攻撃を行ったかで,その後に放つスマッシュのモーションが変化するため,あまり深く考えずにズバズバ敵を切り
刻んでいくだけでも,かなりの爽快感が味わえるのもポイントだ。
掴みやキックのように武器を使わないアクションは,「剣のアクションに比べて地味なのでは?」と思いきや,実はこちらも負けず劣らずの派手さ。例えば,
[E]キーで敵を掴んだ後,もう一度[E]キーを押せば掴んだ敵をぶん投げられるし,掴んだまま右クリックを押せば派手なモーションとともに容赦なく敵の
身体をへし折って(!)くれる。キックにしても,主に倒れている敵に追い打ちをかけるため使うことになるため,そのモーションはキックと言うより“踏みつ
け”に近い
マビノギ英雄伝 RMT。
また,本作ではステージ内に落ちているさまざまなオブジェクトを拾って,振り回したり投げつけたりもできる。そこらに転がっている敵の死体や木箱などは
もちろんのこと,敵の落とした武器や,攻撃で崩れた瓦礫などでも,拾い上げて利用可能。しかも,こうしたオブジェクトを投げつける攻撃が意外と有効だった
りするのだ。むしろ,武器での攻撃より強力なシーンすらあるぐらいで,ついつい手に取れるものを片っ端から投げてみたくなることだろう
マビノギ英雄伝 RMT。