2011年9月10日,エヌ・シー・ジャパンは同社がサービス中のMMORPG,「The Tower of
AION RMT」(以下,AION RMT)の女性限定オフラインパーティ「Daeva’s Day」を,東京・銀座のバー・ラウンジ「Ginza Roots Tokyo」にて開催した。
AIONではオフラインイベントが行われているが,参加条件を女性に限定するイベントは,オンラインゲーム業界全体を見ても,今回が初めてかもしれない(草の根レベルではあるだろうが)。
なお,来場者の席は「イズラフェル」「シエル」「ルミエル」「ジケル」「ユスティエル」という,ワールドごとに分けられており,入場時に渡されたキャラクターカード(プレイヤーの名前が入った名刺のようなもの)をお互いが交換して交流が図られていた。
また,パーティはビュッフェスタイルで行われ,さまざまな料理やオリジナルカクテルなどが振舞われた。
今回のイベントに合わせさまざまな料理や
AION RMTをイメージしたオリジナルドリンクなどが用意された
Daeva’s Dayはさまざまなアトラクションで盛り上がりを見せたほか,AIONのプロダクトマネージャーを務めるパク・ナナ氏も来場。ゲームに関する発表も行われたのだ。
余談ながら,今回のイベントは,ドレスコードが設けられており,場内はパーティドレスや着物で着飾った人達で,かなり華やかな雰囲気だった。ドレスコードは我々プレスにも適用されていたのだが,取材時の服装が指定されるというのは,なかなか珍しいといえよう。
次期大型アップデートの話やアトラクションでイベントは大盛り上がり
写真左からAIONのプロダクトマネージャー,パク・ナナ氏,MCを務めたエヌ・シー・ジャパンの平田珠美氏,PRスズキ氏 |
今回のイベントはエヌ・シー・ジャパンの平田珠美氏と,AIONではおなじみのPRスズキ氏が司会を務めた。来場者に向けて挨拶が行われた後,早速アトラクションコーナーに移る。
まず行われたのは「日の基本は知性から!? テーブル対抗SSクイズ」だ。これはワールドごとの対抗戦となり,一番正解数が多かったグループに,ムーグル族のぬいぐるみがプレゼントされた。
出題されたクイズを一部紹介すると,「『Style
AION』の特典で初めて実装されるペットの名前は?」「ラスベルクが天界に留まることになる原因になった天族の女性の名前は?」など,全部で5問。答え
を導き出すために来場者同士で相談するなどの光景が見られ,大いに盛り上がっていた。
最終的なスコアはシエルのグループが5ポイントを獲得し,賞品をゲットした。
AIONのクイズでは,プレイヤー同士が話して答えを導き出すので,このコミュニケーションによって,距離が近づいたかもしれない
写真中央の平田氏が持っているのが「Style AION」。来場者は発売日目よりも早く入手できた |
アトラクションで会場の空気が温まったところで,
AION RMTのプロダクトマネージャー,パク・ナナ氏が登場。パク氏はこのようなイベントに登場するのは今
回で2回目ということだが,場の雰囲気に驚かされたという。そんなパク氏からは,AIONに関する情報がいくつか発表されたので紹介しよう。
最初は,2011年9月12日に発売される「Style
AION RMT」についての発表だ。こちらはゲーム内に登場するオシャレな装備やコスチュームを紹介するファッションカタログのような作りになっており,つい先
日制作が完了したという。パク氏も「ファッション誌のような仕上がりになりました」と自信を持ってアピールしていた。そしてここで1つ目のサプライズ。な
んとできたばかりのこのカタログを,来場者全員にプレゼントすることを発表。会場から大きな歓声が湧き起こった。
なお,Style AIONに掲載されたモデルは,プレイヤーがコーディネートしたキャラクターのスクリーンショットを撮影し,それを送付するという形で受け付けられたが,その総数は5000件を超え,審査は大変だったという。
続いては,AIONの次期大型アップデート,「Episode
2.7」についてだ。パク氏によると,こちらは2011年10月中旬に実装するとのこと。Episode
2.7ではテンペルによるPvPが可能になるそうで,「ぜひ楽しみに待っていてください」とパク氏は話していた。
「ディーヴァの気持ち」コーナーでは,「AIONは天族でプレイしている上司を倒すために始めた」「ペットの鳴き声が気になるので音声チャットは聞くのが専門」といった,リアルな意見が飛び交っていた |
女子会のはずが,突如乱入してくるMCタナベ氏(写真右端)。AIONのイベントではおなじみの人物 |
パク氏のサプライズ発表に続き,「ディーヴァの本音が明らかに 携帯DEアンケートTALK
ディーヴァの気持ち」というコーナーが始まった。これは出題されるお題に対し,携帯電話やスマートフォンから自分が該当する答えを選び,どの項目に答えが
集まるのかをチェックするという企画だ。
出題されたのは「今,ゲーム内で好きな人がいる」「AION内のフレンドに告白された,またはしたことがある」といった恋愛関係のものや,「AIONを
始めたきっかけ」「音声チャットを使っている」などゲームに関連する項目で,全部で10問。なお,途中からMCタナベ氏が乱入し,MC陣はパク氏を含め4
人で進行していったのだが,お題に対する来場者の生の声が多数披露され,こちらもかなりの盛り上がった。
そのほか,「The Tower of Battle スティクロ
Edition」というPvPイベントも行われた。これは来場者の中から,天族,魔族それぞれ5名編成のパーティを即席で結成し,「同じインスタンスダン
ジョン内で,敵対種族の守護塔の全破壊を目指す」というルールで行われた。
勝利した種族には,ゲーム内で着用できるセーラー服などコスチュームがプレゼントされるということもあってか,会場内に設置されたスクリーンの前に人が集まり,声援を贈っていた。
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PvPイベントの概要。フィールド上には操作可能な大砲があり,これは強烈なダメージを与える危険なシロモノだ |
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PvP開始前には念入りなセッティングが行われた |
人に見られていたり,普段使っているPCと違うなど,慣れない環境ではあったと思うが,プレイヤーとして選出された人達の表情は真剣そのもの。
天族が守護塔を1本破壊しリードしたのち,魔族も反撃を試みたが,PC1台がエラーで落ちるというトラブルに見舞われてしまう。これが影響したのか,天族が逃げきって勝利した。PvPイベント終了後は,お互いの健闘を称えるなど,なごやかな雰囲気だったのが印象的。
イベントの最後には平田氏,PRスズキ氏,MCタナベ氏らから謝辞が述べられたほか,パク氏は「AION
RMTの女子会は2回目もやりましょう」と開催に前向きな姿勢をみせた。
同じダンジョン内で天族・魔族のパーティが入り乱れての戦いとなり,MCタナベ氏の実況も熱を帯びていた |
プレイの様子を見ようとPCやスクリーンの周辺には,多くのユーザーが詰めかけ,戦いの結末を見守った |
アンケート結果