韓国にて、6月19日に開催されたAMD次世代グラフィックソリューション発表会で、NHN GAMESは次期作である「
C9 RMT(仮題)」を初公開すると共に技術試演を実施した。
「C9 RMT」は、MOタイプの3DアクションRPGで、リアルなグラフィックと打撃感、操作感が特徴である。NHN GAMESは開発初期からAMDとの協業を通じて、最上のグラフィックと最適なゲーム環境の構築を行い、AMDの革新的なグラフィックソリューションを土台として開発してきた。両社は、現在サービス中の「R2」の開発においてもAMDの新技術を適用しており、最上のゲーム環境を提供しようと技術およびマーケティングなどで協力した事がある。
今回の技術試演では、「C9 RMT」のゲームに対する具体的な情報は公開されなかったが、C9 RMTとは「Cloud 9」という意味である事と、2009年に韓国でサービス開始を予定している事、そしてATI協力のもと適用された3D技術が公開されたという。
技術的な話はあまり詳しくないので、さらりとご紹介。
■Tessellation
三角形を数百もの小さな三角形に分けて処理する技術で、水面上の波のような動きを表現する事が可能になる。同時に、地形などもシャドーマッピング適用時のディテールが向上。
■Soft Particle Volume Cloud
雲や霧のようなオブジェクトを処理する際により深みを与える技術で、この機能を使えば雲にも段階的な層が生じるようになる。
■SSSAO、SSGI
「クライシス」で使用され開発者達の間で話題となったSSAOとSSGIは、光の間接反射によって生じる深みを表現できる技術。
■Light Shaft
光の散乱効果を計算してリアリティーある光を演出する技術。