CBTが実施された、エムゲームジャパンのMMORPG「
argo rmt」のクローズドβテストのイ
ンプレッションと簡単な感想をご紹介する。
ARGOのキャラクターメイキングは顔や身体を事細かく調整できる。
まるでどこかで見たような雰囲気の画面だが、正直なところ、作成できるキャラクターの見
た目はあまり良くない。安っぽい印象を受けてしまう。
ARGO ONLINEのユーザインタフェースは、まるでどこかで見たようなデザインとなっている。
ひと通りの機能はあり、UIをWorld of Warcraftのような従来の形式に変更することも可能。
操作性は普通と言ったところ。特に酷いわけでもないが、スキルを発動するときに若干ラグ
があるのが気になった。
ARGO ONLINEの最大の特徴はRTSとMMORPGの融合だが、その要素はクローズドβテストでは体
験できなかった。
また、対人コンテンツ(PvP)も実装されていなかった。
特徴的なのは「バックパック」を装備することで使用可能になる2段ジャンプ。
かなり高くまで飛ぶことができる。(ただし空中戦はできない)
もう一つ特徴的なのが、近未来な乗り物が用意されていることだ。
この乗り物自体が攻撃能力を持っており、敵に中距離攻撃をしかけることができる。
グラフィックは良いとは言えない。MMORPGとしては昨年のAionには及ばないのだが、なぜか動
作環境はAion以上の高さに設定されている。
言ってしまえば雑なグラフィックスで、こだわりを感じることもできない。グラフィックスが
このゲームの強みになることはなさそうだ。
音楽や効果音は退屈の一言。
トーリーは2種族間の対立構造ということ以外はあまり興味を持てない。
おそらくほとんどのプレイヤーはストーリーを読まずにプレイすることだろう。
このゲームは、まさに韓国の量産型MMORPGという表現が似つかわしい。
現状、文字化けや誤植といったローカライズのミスが目立ち、多くのコンテンツが利用出来る状態
ではないと考えると、サービスインまでは長そうに思える。
ゲーム自体も魅力に欠けており、すぐに飽きてしまうことになるだろう。
そしてなにより、レベリングが面倒だということだ。同じような敵をひたすら倒すだけのクエスト
をこなすというのは、もはや時代遅れではないだろうか。
今後RTSの部分や対人戦が導入されたとしても、成功するとは到底思えない。
TERA: The Realm of ArboreaやGuild Wars 2のようなビッグタイトルが待ち構えているのだから当然だろう。