ここあらためて紹介しよう。TERAとは,2011年にサービスが予定されているMMORPGのなかで,現在ダントツの注目度を誇るタイトルである。開発元のBluehole
Studioは,「リネージュII」の元主要開発スタッフらが中心となって,2007年3月に設立されたデベロッパだ。これまで4年の開発期間と,29億円もの開発費(2010年11月時点)をかけた,名実ともに超大作と呼べるMMORPGである。
TERA RMTの韓国におけるリリーススケジュールは,当初2009年夏が予定されていた。しかし,3度にわたるクローズドβテスト後,納得のいくクオリティアップをはかるため一から仕切りなおされ,現在もスタートしていない。ファンにとっては随分と待たされてきたわけだが,2011年1月11日,ついに韓国でオープンβテストが開始されることが決定した。近年のMMORPGのサービス動向に照らしても,OBTの開始後から正式サービスまで,極端に期間が空く可能性は低いと思われる。
そしてもちろん,我々が最も気になる日本版TERAについても,ローカライズ作業は着々と進んでいる。今回の体験会のバージョンは,少なくともプレイできた部分(キャラメイク,スタート地点周辺,二つのインスタンス)については,すでにテキストが翻訳されたバージョンであった。またこの日(12月20日)は,日本語ローカライズが施された最新ムービーも公開され(関連記事),日本サービスに向けて大きく前進した1日となった。
TERAの日本プロデューサーを務める潮田太一氏は,2011年の年明けには,大まかなスケジュールを発表したいとの意向を示している。“顔が見える運営”を目標に掲げる潮田氏の手腕にも,今後注目が大いに集まることだろう。
RMT