本作の対戦の最終目的は先にも述べたとおり,敵陣の陥落。
ドラクエ10 RMTの通貨を効率よく稼げない方にも。ドラクエ10 RMTのギルを出来る限り最安値で「安全」「安心」のサービスを提供いたしております。ドラクエ10 RMTのギルを稼ぐ時間の少ない方にも。しかし,開始直後のヒーローはレベル1のひよっこなので,いきなり敵陣に特攻しても,目的を完遂できる可能性は限りなく低い。なので,対戦がスタートしたあとは,それぞれのレーンの自軍タワーまで移動し,ある程度ヒーローのレベルが上がるまで,敵のクリープを倒して経験値やお金を稼ぐことになる。どうして自軍タワーの下にいるべきかというと,タワーは攻撃力が非常に高いため,敵ヒーローに攻め込まれにくい=こちらが余計なダメージを受けにくいからだ。
敵側のクリープが倒れると,誰が倒したかに関わらず,周囲にいるヒーローは経験値を獲得できる。とはいっても,ただ漫然とクリープを攻撃すればよいわけではない。ここで重要となるのが,“ラストヒット”と呼ばれるテクニックだ。敵のクリープにトドメを刺したときだけ,ボーナスとしてお金を獲得できる。この精度如何で,強力なアイテムを購入できるタイミングが変わってくる。つまり,育成度で差が付く要因となっているのだ。
「あれ? 敵ヒーローを攻撃しなくていいの?」と疑問に思う読者もいるだろう。もちろん,敵ヒーローを攻撃することも重要ではある。ただし,ただなんとなく攻撃するだけでは反撃を受けやすく危険なのだ。では,相手が反撃できないタイミングはどこだろうか。それは,先述した重要テクニック,ラストヒットを狙おうとする瞬間である。実はこれ,“ハラス(嫌がらせ)”と呼ばれる,MOBA系ゲームの序盤戦における常套手段で,もちろんカオス ヒーローズ オンラインでも非常に有効に機能する。 本作では,“消費アイテム”は購入した時点で使用される方式が採用されている。
初期設定ではF3キーに回復ポーション,F5キーにアルペンハイムのチーズといった回復アイテムが割り当てられており,例えばアルペンハイムのチーズであれば,200Gと引き替えに消費HPとMPを即時回復できるのだ。各種消費アイテムにはリキャストタイムが設けられているものの,お金がある限りはレーンに居続けられる(=経験値を獲得できる)と考えてよいだろう。
これらの3要素――ラストヒットとハラス,消費アイテムは,カオスヒーローズオンラインのレーニングフェイズ(MOBA用語で,お互いにレーンに張り付いて敵クリープを狩り,経験値を稼ぎ合うという場面――,いわゆる序盤戦のこと)におけるじゃんけんを成立させている。
一方的なハラスに成功すれば,相手は回復アイテムを使わざるをえず,結果的に相手のお金を削っていける。それにより相手は装備アイテムを購入するのが遅くなり,ステータスの面で差が付いていく,というわけだ。逆に,ハラスに失敗すればこちらもダメージを受けてしまうので,装備が整うのが遅くなる。
しかし,まったくハラスをしなければ相手もすくすく育ってしまう……,といった具合にジレンマが用意されているのである。この3すくみはMOBA系ゲームにとってなにより基本となる駆け引きで,本作においても十分に満喫できる。